社会のデジタル化が進み、私たちの生活は大きく変化しました。デジタルは利便性をもたらす一方で、グローバルレベルでサイバーセキュリティの脅威も増大させています。かつては企業の内部ネットワークと分断されていた情報資産が、広範で複雑なネットワーク環境に保管されるようになったことで、不正アクセスやデータ漏えい、スパム・マルウェア、ゼロデイ攻撃などのセキュリティ脅威が増えています。
こうした状況に対応するため、新しいセキュリティアプローチとして注目されているのがゼロトラストモデルです。ゼロトラストモデルとは「誰も信用せず、すべてを検証する」という原則に基づき、一切のアクセスを疑い、適切な認証がなされるまでデータへのアクセスを許可しないセキュリティの考え方を指します。
本記事では、ゼロトラストモデルの導入によって、不正アクセス、データ漏えい、スパム・マルウェア、ゼロデイ攻撃・未知の脅威から情報資産をどのように守るのかを解説します。また、海外拠点でゼロトラストを実施すべきポイントもわかりやすく解説します。